「淡々とした作業動画」がバズったのは何故か? その理由をAIに分析してもらった
バズる動画の作り方を考える
私は、甲冑制作を行っております。 甲冑の漆塗りの工程で「焼き漆」という漆を鉄板に焼き付ける作業があるのですが、その作業のために江戸長火鉢を購入しました。 そこで、中古の江戸長火鉢を購入したのですが、肝心の銅板の炉はボロボロで使用できない状態でした。 そこで、今は引退していますが数十年、建築板金の職人をしていた父親に火鉢の炉の修理について尋ねたところ「昔はよく火鉢の炉の修理を頼まれたもんだ。」とのことでしたので、それならば作り直す方法を教えて欲しいと頼み、修理をすることにしました。 せっかくの機会ですので、修理の様子を撮影し編集して、YouTubeに公開すること考えた次第です。 下記にその動画を貼り付けますので、ご興味ございましたらご覧ください。 今回の記事は、この動画の宣伝ではありません。 この動画、実は公開一ヶ月も経たないうちに約3万回の再生回数と3500時間以上の再生時間を叩き出したのです。 これは2008年から17年にわたる私のYouTube人生の中で最高のパフォーマンスを発揮した動画となりました。 しかし、不思議なのです。 私の動画編集の経験では絶対に再生回数が伸びない編集を今回の動画では行ったのです。 今回の動画は、父親とのコラボ動画ということで、極力カットを減らし動画の時間はどれだけ長くなっても構わないという方針で編集しました。 通常であれば「見せ場」となるカットだけを抜き出し、10分を超える程度にまとめます。 今回のこの記事は、この「淡々とした作業動画」が評価される理由についてAIのChatGPTに投げかけた質問とその答えとなります。 ChatGPTの回答は説得力があり、なるほどと感じました。 今後の動画制作の参考にするために残しておこうという趣旨であります。 ご参考にしていただける方もお見えではないかと思い、共有させていただければと思います。
YouTube動画『江戸長火鉢の炉の作り直し。引退した板金職人が甲冑の焼き漆に使う火鉢の炉を銅板から作り出す。』
VIDEO
YouTube動画『江戸長火鉢の炉の作り直し。引退した板金職人が甲冑の焼き漆に使う火鉢の炉を銅板から作り出す。』
ChatGPTに「淡々とした作業動画」がバズったのは何故か?を尋ねた
私からの質問
おはようございます! YouTubeに投稿していまして、先日、長尺40分の動画がバズったんです。 カメラ目線でしゃべる部分はなく、淡々とカメラを意識せずに作業をする動画なんです。 私の常識では、絶対に評価が低い視聴回数も少ない動画になるはずでした。 このような気の抜けた淡々と作業をする動画が評価されることについてのご意見等ございましたら分析をお願いいたします。
ChatGPTの分析と意見
おはようございます! そして、40分の長尺動画がバズったとのこと、おめでとうございます! 非常に興味深い現象ですね。それについて、いくつかの視点から分析・ご意見をお伝えします。
1. 「淡々とした作業動画」が評価される理由
① ASMR的要素・安心感 淡々と作業している様子は、「環境音」「手元の動き」「一定のリズム」などが視覚・聴覚に心地よく作用し、ASMRや作業用BGMのように機能することがあります。 視聴者はそれを「ながら見」したり、「癒し」や「落ち着き」を求めて視聴します。② 作業・技能へのリスペクト 特に職人技、料理、工芸、農作業、DIYなどは、無言であってもその作業そのものが価値を持ちます。 視聴者は、「無駄な説明を入れないことで、より集中して見られる」と感じる場合もあります。③ 自然体であることの信頼感 カメラを意識しない自然な動きや表情には「作為がない=信頼できる」という印象を与えやすいです。 「演出された感」がないことで、逆に「本物らしさ」が際立ちます。
2. アルゴリズム的観点からの可能性
▶ 長尺動画が評価される傾向 YouTubeのアルゴリズムは「総視聴時間」 を重視する傾向があります。 40分という長尺で、視聴者が離脱せず一定時間以上見ていれば、アルゴリズム的には非常に「良い動画」と判断され、レコメンドに乗りやすくなります。 ▶ エンゲージメントが意外と高い 淡々とした動画でも、コメントで 「見ていて癒される」 「何回も見てしまう」 「こういう動画もっと増えてほしい」 といったポジティブな反応が多ければ、それもYouTube側には好影響になります。
3. 視聴者層・ニーズの変化
特に最近では、以下のような新しい視聴スタイルが一般化しています: ●情報疲れした人が「静かな動画」に逃避する ●リラックスや睡眠導入に使われる動画 ●「過干渉されない」ことを好む視聴者 つまり、派手さや自己主張がないことそのものが価値として受け止められているのです。
4.今後に向けたヒント
●シリーズ化:淡々とした作業の「続き」や「別の作業」も需要があります。 ●外国語字幕:海外の視聴者にも届きやすくなります(無言動画は字幕で価値を補完しやすい)。 ●再利用:長尺をショートに切り出すのも非常に効果的です。
5.まとめ
「淡々とした作業動画」が評価される背景には、 ✔ 情報過多への反動 ✔ 自然体の映像への信頼感 ✔ YouTubeアルゴリズムと合致した視聴スタイル があります。
ユーザーの“癒し”や“ながら視聴”のニーズを捉えていることが、バズにつながったのではないでしょうか。
ChatGPTの分析と意見に対する私の感想
確かにYouTubeには、黙々と作業する長尺の動画が百万回以上再生されている例が多くあります。 そのことが分析に織り込まれていて説得力があり、信頼できると感じました。
ChatGPTへの返信
ありがとうございました! これから、バズった動画のスタイルを再現し、シリーズ化していこうと考えていますが、評価された理由が分からなくては再現が難しいと思い、ご意見を伺いました。 とても参考になりました。 私の従来のバズらなかった動画では、より理解を深めていただこうと冒頭にカメラ目線で説明や解説を入れたり、随所にカメラに語りかけるような、作られた映像を作っていました。 あなたの解析をお聞きし、自然体で演出の加えられていない情報の方がかえって信頼されることが理解できました。
ChatGPTからの「自然体」の価値が視聴者に刺さる理由の補足
視聴者は「情報」より「空気感」を求めている場合がある
従来のような「カメラ目線で説明する動画」は、もちろん目的によっては非常に効果的です(教育系、解説系、商品紹介など)。 ただ、視聴者が疲れているときや、ただ“何かを眺めたい”ときには、 ●声かけされない ●自分が観察者になれる ●作業の手触りや雰囲気だけを感じられる といった“距離感のある映像” が心地よく感じられることがあるのです。
再現のポイントとして意識できること
以下のような観点で再現してみると、視聴者の「ハマった理由」をうまく活かせるかもしれません:
観点 バズ動画での状態 再現のためのコツ 演出 ほぼゼロ(自然体) カットやテロップは最小限、BGMも静かに 視線 カメラ目線なし 作業に集中している様子をそのまま映す テンポ ゆったり、リアルな時間感覚 カットしすぎず、間(ま)を大事に 音 環境音・作業音 マイクで環境音をしっかり録音するのも◎ 視点 視聴者がそっと覗き見している感覚 手元や全体像を淡々と捉えるカメラワーク
次のステップ:コメントの分析
さらに再現性を高めるために、「バズった動画に寄せられたコメント」を丁寧に読むのもおすすめです。 視聴者がどの点に共感したか、どう感じたかがダイレクトに表れているからです。
たとえば: ●「音が心地いい」 ●「ただ見てるだけで落ち着く」 ●「何か始めたくなる」 ●「丁寧な手仕事に感動」
…のようなコメントがあると、動画の“機能”が癒しやモチベーションにあると読み取れます。
長尺動画はYouTubeチャンネルをのばす鍵になる
今回の動画制作と公開、そして再生回数や再生時間が良好な結果となったこととAIも使いながら検証したことで「長尺動画はYouTubeチャンネルをのばす鍵になる」ことが明確になりました。 YouTubeの収益化の条件として ❶チャンネル登録者数 1,000人 ❷直近1年間の再生時間4,000時間 があります。 今回の動画『江戸長火鉢の炉の作り直し。引退した板金職人が甲冑の焼き漆に使う火鉢の炉を銅板から作り出す。』は、公開一ヶ月以内で3,500時間以上も再生されました。もしかしたら、この動画一本で4,000時間再生される可能性もあります。 長尺動画で長い時間楽しんでいただける動画を作るこが、YouTubeチャンネルをのばすのに不可欠だと思います。 私は複数のYouTubeチャンネルを運営していますが、まだ収益化できているチャンネルはありません。 長尺動画の作り方をマスターして収益化に挑戦したいと思います。 【つくりひとチャンネル】https://www.youtube.com/@tsukurihito 2025年5月21日現在のチャンネル登録者数:136人 【甲冑武チャンネル】https://www.youtube.com/@kat-tube 2025年5月21日現在のチャンネル登録者数:1002人
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